畳アレルギー
 新しくした畳製品の部屋に入ると咳やめまい、吐き気、頭痛やアレルギーを起こすということがしばしば報告されます。

これについて考えてみましょう。

1、国産畳という製品について。畳の表面についているゴザを畳表(タタミオモテ)といいます。
  
  この国産畳表の原材料は約80%〜90%が中国を含む海外で栽培されるもので安全基準は不確定なもが多く含まれるる可能性がります。

  穀物や野菜とも類似している内容ですが、食品(食べ物)ではなく建材という海外の製造側の認識が裏側にあるのでしょう。

  農薬や除草剤など日本では認可されないものも散布可能性が高く、硫黄で燻蒸、無着色表示の着色されることも可能性としてあります。

  こうした薬剤が揮発して人体に吸収されれば咳やめまい、吐き気、頭痛などアレルギーを起こすということも原因の可能性があります。

  畳だけではなく多くの住宅建材は海外で生産され輸入されるわけですからその安全性はシックハウスのホルムアルデヒドは検査されてもその他は現地任せというのが現状です。

 安いというのはお財布の家計にはありがたいものですが、度が行き過ぎた「安い」には危険を考えなければならない時代です。
2、シックハウス対応について。昔、ホルムアルデヒド対応しているからシックハウスに対応という謳い文句が建材製品に並びました。

  ホルムアルデヒドとは建材から揮発される化学物質ですが、このホルムアルデヒドは何千とある揮発物質のたった1つに過ぎません。

  厚生労働省のシックハウス揮発化学物質52物質では建材に多く含まれる主な揮発物質ですが、畳についてもシックハウス対応と謳う製品の多くはホルムアルデヒドについて調べられているだけです。こうしたことから建材から揮発するホルムアルデヒド以外の揮発物質に反応する人がいるわけです。

 シックハウス対応する畳建材ならホルムアルデヒド対応ではなくTVOC総揮発物質を考えている畳が最適です。

3、畳のカビ、ダニ、ハウスダストについて。畳は床材としてもありますが壁面などの断熱材機能を有しています。こうしたことから畳替え(ゴザのみを取り換える)だけでは長年使っている畳の湿気によりカビや細菌繁殖に対しても考えておく必要があります。
 畳アレルギーは人によって違うのか?

1、畳アレルギーの多くの人には、畳から揮発される何らかの化学揮発物質の可能性があります。これは人によって体質や体格、アレルギー体質によって反応がまちまちです。
 畳アレルギーと思ったらどうするのか?
1、まず、疑われる畳のある部屋に入らないようにする。

2、ゴザなど雑貨の場合はビニールなどで覆い隔離する。
 畳をどういうものを選ぶのか?
1、畳業者やリフォーム業者による「うちの畳はすべて国産」「すべて無農薬」という業者は選ばない。

2、安売る業者の国産表示は皆無。国産とは日本で作っていても原材料は海外製品の可能性がある。

3、シックハウス対応畳はホルムアルデヒド対応ではなくTVOCを考えているものにする。

4、ハウスダスト・ダニ・カビを考えて畳の熱処理のできる専門業者を選ぶ。

5、農薬などの防虫シートを使わなく安全な知識と対処方法を考える業者を選択。

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