環境科学研究室
微生物検査室
ズバリ!先生にお聞きしました。Q&A
Q、 この住宅と一般住宅とはどのような点が違うのですか?
A,  世の中には、「健康住宅」と呼ばれている住宅が沢山あります。しかしながら、「ダニ、カビ、化学物質」についての知識は住宅メーカーや建築士によって、大きな開きがあります。
私の専門は、環境生物学です。昆虫の病原微生物に関する研究で10年前に博士号(農学)を取得しております。専門家である私が自分や家族のために、思考をこらして建てた家です。これほど確かな健康住宅は他にない!と自負しております。
Q, この住宅を建てる際に、どのようになことに気をつけられたのでしょうか?
A,  ひとことで言えば、「自然換気」のできる「夏場に快適な住まい」づくりです。様々な雑誌で、「換気をしましょう」という対策案が述べられていますが、実際には「自然換気ができない」住宅がほとんどです。
Q, この住宅のダニ対策はどのようにされているのですか?
A,  ダニは20〜25℃/70%R.H.の温室度条件で、かつ部屋の隅に塵埃の溜り易い環境です。この家は、湿度がこもらず、掃除のしやすい構造にしてあります。
Q, この住宅と一般的な住宅のダニ対策は何が違うのですか?
A,  一般に、高断熱高気密の家が大半を占めています。冬の寒さを防ぐことばかりに気をつかうあまり、亜熱帯に近い日本の気候風土を無視した構造が殆どです。この家は「夏をいかに快適に過ごせるか」=「ダニが発生しない」構造にしてあります。また、畳の内部に防ダニ効果の高い「青森ヒバ」を使用しています。
Q, この住宅のカビ対策はどのようにされているのですか?
A,  この家の全ての窓(小窓も全て)は、ペアガラスサッシ採用で、冬場の結露は一切なし。クローゼット内部は調湿効果の高いスギのムク板を使用。カビが生え易い、洗面所、シャワールーム脱衣所、トイレの腰板には全て、「青森ヒバ材」を使用しています。また、浴室の壁は殆ど溝のないフラッ ト構造で、浴室乾燥機も装備しました。
 和室の壁は調湿効果の高い、珪藻土の壁、天井は合板材ではなく、ムク板を組み合わせた竿ぶち天井です。こうすることで、常に余分な湿気が部屋の中に発生しない状態を作り出 しました!
Q, この住宅と一般的な住宅のカビ対策は何が違うのですか?
A,  上述参照。床下が50センチと高く、基礎パッキン換気工法で湿気が下から上がってこない環境にしてあります。
Q, ダニやカビのアレルギー性疾患の方に、この住宅はどのようなメリットがあるのでしょうか?
A,  アレルゲンのない住環境にリフォームすると、「アレルギー患者さんの92%が症状が改善した」という学会報告があります。この住宅は、住う方の清掃習慣さえきちん とすれば、ダニやカビが発生しない構造ですので、アレルギー性疾患の症状が改善されることが大いに期待できます。
Q, この住宅の周辺環境はどのようなんでしょうか?
A,  元々、田畑のあった場所で、現在でも南側は畑地となっています。東側 と北側は6メートル道路。西側は事務所で隣との間隔は広いです。そのため、日当たりは「超」がつくほど良好です。
Q, この住宅はどのような方にお勧めですか?
A,  木の香りのする自然派志向の住宅を求めている方。また、ご家族にアレルギー疾患の方がいらっしゃる方にお勧めです。耐久性能が高い住宅ですので、下手な新築住宅より格段お得です。
ズバリ!先生にお聞きしました。一般住宅のダニ・カビ・湿気対策のポイント。こちら。
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