室内揮発性有機化合物の気中濃度測定 (あんしん畳の設置した部屋) TVOC対策(総揮発性有機化合物)

タタミベット (このデータは弊社の特殊な畳で施工しています。一般的な畳ではこのようなデータにはなりません。)

試料採取年月日  平成18年8月30日(木)
畳設置後の測定
測定場所  東京近郊 軽鉄筋シックハウス・TVOC対策アパート
測定部屋  同内 和室
分析装置 VOC ガルクロマトグラフ-質量分析計-
アルデヒド類 高速液体クロマトグラフ
畳詳細  あんしん畳 TVOC対策 住宅建材はこちら。
 シックハウスTVOC対策・植物系防ダニ技術施したあんしん畳張替え製法および施工を行う。
 農薬不使用畳表仕様 (残留農薬テスト126種類未検出)
 防ダニ対策にあんしん畳シート使用(当社オリジナルシート)

測定項目 厚生労働省
働指針値
(μg/㎥)
測定結果
(μg/㎥)
測定方法
温度 27,9℃
湿度 72%
VOC トルエン 260 2,7 厚生労働省
生衛発第1093号
平成12年6月30日
エチルベンゼン 3800 0,5未満
キシレン 870 0,9
スチレン 220 0,5未満
P-ジクロベンゼン 240 2,5
テトラデカン 330 0,5未満
TVOC 400※ 75
ホルムアルデヒド類 ホルムアルデヒド 100 72
アセトアルデヒド 48 20

※暫定目標値          TVOCとは?    (他企業のデータの引用を一切お断りしております。)

結果
 畳設置後にトルエン・エチルベンゼン・キシレン・スチレン・P-ジクロベンゼン・テチラデカン・ホルムアルデヒド・アセトアルデヒド・TVOCを測定し、厚生労働省働指針値を大きく下回っていることがわかった。また、天然無垢素材のフローリングにおいてもαピネンの揮発化学物質が大量に排出されることがわかっているが、揮発化学物質の発生が少ないあんしん畳はTVOCについてもかなりの頻度で有効という測定結果より証明されることになった。

    補集条件
1)  補集前換気条件は30分の窓開け換気後5時間密閉を実施。
2)  測定中は窓及びドアを密閉・押入れは開放。
3)  エアコンの稼動無し。24時間換気装置無し。
4)  VOC補集条件は床から1,2mの高さでスペルコ社の補集管(Air-Toxic)に0,1L/minで30分間空気を補集した。
5)  ホルムアルデヒド類の補集条件は床から1,2mの高さでGL-Pack DNPH補集管に1L/minで30分間空気を補集した。

まとめ
  シックハウスTVOC対策を施した空室のアパートにて、あんしん畳製品である植物系防ダニ対策を施した畳張替えを行い揮発性化学物質の測定を行いました。測定の結果、厚生労働省働指針値を大きく下回っていることがわかりました。現在の住宅事情では4000(μg/㎥)を越えることも多く、今後、TVOC対策は重要とされる方向です。、また、この畳表は食品分析残留農薬テストの126種類において未検出の結果が出ており安全性を証明することになりました。
畳業界においても農薬系防虫シートを使っていることが多く、植物系防ダニシートにも揮発性害虫忌避剤が使われており、室内汚染物質が懸念されることも多く注意が必要です。
有機栽培等の畳販売においても、VOC,及び、TVOC(総揮発性有機化合物)を揮発発生しないという根拠の無い謳い文句をする業者が見受けられますことから第3者による測定が重要と考えられています。

    注意事項
 近年、建築基準法改正後もフローリングや畳部屋のシックハウス問題も起きており、海外製品や国産偽装が多くなった畳でも残留農薬問題があります。これは居室内のホルムアルデヒドなどVOC・TVOCとは関係がなくVOC・TVOCを測定しても残留農薬は検出されません。その為に残留農薬は農家サイドで取っている試験ではなく各企業ごとに試験が必要と考えられています。弊社では残留農薬テスト、及び、ホルムアルデヒドなどVOC・TVOCの測定・研究を行っております。

最新TVOC対策技術製法 (他企業のデータの引用を一切お断りしております。)
弊社のデータはあんしん畳製品において製品開発を行い製造、施工まで緻密に計算された結果に測定を行っておりますので、このデータを他企業の製品に引用することをお断りしております。オリジナル製品を使用していることもありますので同製品素材を使いましてもこのデータは出すことが難しいと思われます。
有限会社健康畳植田
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