化学薬剤を使用しない植物性シートの製作にあたって。
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有限会社健康畳植田

環境に配慮した 「あんしん畳シート」 (ダニ・チャタテムシ・シバンムシ)
畳・防虫の現状

 たたみ業者による畳に使用されている防虫対策として非常に残念ながら農薬防虫シートが一般的です。この従来型シートの安全性では高断熱・高気密省エネ住宅に取り組みはじめた昭和50年代頃に開発されたものが多く、現在の日本で問題視されている揮発性化学物質によるシックハウス症候群・環境に対応したものではありませんでした。また、環境に配慮した植物性シートの多くもヒノキや植物の揮発性成分により害虫・カビ等を忌避させるものです。ですが、この揮発性植物製品シートによる化学物質過敏症患者のシックハウス症候群と同じ症状を起こすことの報告があり、気管支の弱い方や臭いに敏感な方、化学物質に敏感など使用することが出来ないことがあります。
 畳業者でも農薬シートを一切使用しないところは残念ながら私ども他全体の1%未満です。どんなに安全を謳っている畳業者でも必ずといっていいほど農薬防虫シートは工場や倉庫・お店に置いてあります。その製品による他の素材への被爆など問題や使用する職人による健康被害の問題があり環境・安全なシートの開発を望まれていました。また、防虫紙は室内環境に配慮されるだけでなく、作業にあたる職人や廃棄による土壌汚染、燃焼時のダイオキシンなどにエコロジーに配慮されなければならないと思い、各研究者、及び、多くの日本を代表する畳職人達の施工実験による開発を行ないました。
 今回、開発しました植物性シートは、化学物質化敏捷cs患者さんに使用できる畳害虫忌避用に開発されました。素材には、漂白をしないバージンパルプを使用し、重金属、蛍光物質、PCBなどを含まないことにより、サンドイッチやおにぎりなど食品保護シートに利用できるほどの安全性と、たとえ、口にしても食品レベル安全な物を基本とし開発されました。(化学物質化敏捷患者には、サンプリング確認が必要です。)
住宅内の現状

 住宅内の大掃除や虫干し習慣が少なくなり、日頃の掃除回数減少と衛生面を考えることが必要になってきました。また、アレルギー疾患・シックハウス症候群、現代病といわれる問題から多種多彩の素材、建材、工法が研究、発表、販売されています。また、シックハウス症候群問題によるホルムアルデヒドも室内の何百とある揮発化学物質の一つであり根本的な解決策に至っておらず、廃棄時の問題や建築基準法改正後のほうが化学物質を多用した製品が多く流通しているとの業界関係者の声も残念ながら上がっています。
 日本の場合に室内のダニ、カビ、揮発性化学物質、残留農薬によるシックハウス、環境ホルモン、リサイクルすべてを考慮したエコロジー建材はいがいにも開発は少なく、開発が待たれております。
環境に配慮した防虫シート開発の目的と制限
1、 職人による施工性が良いもの。施工者の使い易いもの。(全国の選出された畳職人20名にテストを実施)
2、 シートに、漂白加工、漂白剤を使用しない。
3、 シートに、重金属、蛍光物質、PCBを含まない。
4、 シートに、ホルムアルデヒド、フェノールを含まない。
5、 適度な通気性がある。
6、 耐水性のあるシートで破れにくい。
7、 施工後、不都合がないもの。
8、 天然素材100%により、リサイクル性にあるもの。
9、 土に還せるものであり土壌汚染させないもの。
10、 安全性を食品レベルにする。第3機関にて安全性証明するもの。
12、 アレルギー疾患、気管支系の弱い方などが対応できるもの。(個人差によるものがあり確認が必要)
13、 ヒョウヒダニ・ゴキブリ・シラミなど様々な害虫を殺虫を重点をおくのではなく忌避能力があるもの。
14、 物理的に害虫が侵入しないもの。
15、 大腸菌・O-157など菌類忌避に有効なもの。
16、 食品レベルの安全性のあるもの。
17、 薬品に有機リン系など農薬・ホウ酸・化学防カビ剤等を使用しないもの。
18、 化学物質過敏症患者の畳害虫忌避シートとして使用できるもの。(使用時には、確認が必要)

自然素材100% パルプ(財)日本食品分析センターにて検査

試験項目

単 位

試験結果

検出限界

細菌数(生菌数)

 /g

300以下

大腸菌郡

 

陰性

黄色ブドウ球菌

陰性

サルモネナ

/25g

陰性

PCB

ppm

検出せず

0,1

蛍光物質

蛍光を認めず

溶出試験

重金属(pbとして)

ppm

1以下

過ガンマ酸カルシウム消費量

ppm

1,6

フェノール

ppm

検出せず

30

ホルムアルデヒド

ppm

検出せず

蒸発残留物

n―へプタン

ppm

2,5以下

20%エタノール

ppm

2,5以下

ppm

2,5以下

 4%酢酸

ppm

2,5以下


使用物質

剤原液構成
(天然成分エキスベース)
物 質 名
ヨモギエキス
緑茶エキス
茎茶エキス
熊笹エキス
朝鮮人参葉炭化エキス
山椒葉炭化エキス(サンショウ)

檜地下茎エキス

菖蒲葉エキス(ショウブ)
びわ葉エキス
ボウフウエキス
ダイオウエキス
備長炭水(精製水)
エタノール
液 剤 安 全 性

※  環境シート薬剤の薬剤は、LC−50は、10,000以上であった。

平成13年度1月11日 財)日本食品分析データ−(第200121037−001号)

※        96時間/10000mg/l

環境シートに使用される薬剤の安全性は、水の安全性と同じレベル

【薬剤有害情報】 皮膚腐食性:無し

         刺 激 性:無し

         急性毒性 :無し

         慢性毒性 :無し

         発ガン性 :知見無し

第13回 日本環境動物昆虫学会年次大会 にて報告

忌避試験を行った結果、チャバネゴキブリ、トビイロケアリ、キイロショウジョウバエおよび
 シロオビノメイガは、顕著な効果が認められた。

@    処理区、合成ピレスロイド処理区それぞれについて殺虫試験を行なった結果、キイロショウジョウバエ、ケナコナダニ は、@処理区で24時間後、すべての個体が死亡した。この2種に対する殺虫効果は、合成ピレスロイドよりも高かった。

  (@)は、環境シートに使用された液剤

製 品 ・施工例
あんしん稲藁畳 木質性発砲畳 エコ置き畳 畳下地用

害 虫 忌 避 試 験


 殺虫剤の最大手住友化学の研究部門で、農水省、厚生省の試験を委託されている会社で調べられた。

昆 虫 名

効果

忌避率%

孵化率%(フカ)

塗工品

未塗工品

塗工品

未塗工品

スジカナマダラメイガ

86

14

54

タバコシバンムシ

88

12

56

コヌスドモドキ

90

10

53

ココクゾウムシ

80

20

幼虫死亡率

100

幼虫死亡率

100

コナヒョウヒダニ

86

14

55

チャバネゴキブリ

100

52

クロゴキブリ

100

52

シバンムシ


チャタテムシデータはこちら。

※ 特異性として、6検体ではあるがすべてふ化率ゼロであった。害虫を減らす非常に有効な手段であった。

他の実験ついての報告

忌避効果

殺虫効果
チャバネゴキブリ
トビイロケアリ
ケナガコナダニ
キイロショウジョウバエ
シロオビノメイガ
その他・害虫検体試験を実施

コナヒョウヒダニ・スジコナマダラメイガ・ケナガコナダニ・ノシメマダラメイガ・チャタテムシ・シロオビノメイガ・ヒメマルカツオブシ・コガイ・タバコシバンムシ・ イガ・チャバネゴキブリ・ココクゾウムシ・クロゴキブリ・トビイロケアリ・キイロショウジョウバエ ・コヌスドモドキ・モモアカアブラムシ・セイヨウシミ・ワタアブラム・シコナジラミ
 
有限会社健康畳植田
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