エコロジー建築世界トップクラスとなるバウビオロギー協会 ボスコ氏にお会いして、バウビオロギーの講義を直接してもらいました。同時に畳や日本の伝統文化についても長時間にわたり意見交換をしました。ボスコ氏は畳の素材も知っておられ、建材の畳ではなく稲藁を使った化学処理しない植田氏が手がける畳こそBIOだと話していただきました。畳ついても、鋭いご指摘や心強い言葉を頂くとは思いませんでした。
 日本に訪れているボスコ氏は私に、とても、敬意を払っていただきました。この国では、職人は医師より地位が高いそうです。ちなみに、職人の自給は最低賃金一時間16,000円です。
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エコロジー職人 植田より。
今回、住宅調査団として、世界トップクラスと言われるバウビオロギー協会を訪れましたが、自分のエコロジー活動や安全な製品の取り組みについてしてきたことが、本当に受け入れて頂けるのか心配でした。また、昔、遣唐使が世界に派遣され、勉強や各部分の代表者と会うことが行なわれてきたが、まさしく自分がそのような立場になるとは思いませんでした。ですが、とても、評価して頂き、日本の伝統に敬意を払っていただいたことは、各関係者及びに、日本の先祖に感謝するばかりとなりました。(畳は1400年の歴史があります)
 日本建築に対して、エコロジーの取り組みは大変遅れていることも痛感しました。バウビオロギーでは、日本のシックハウスのような住宅の問題を20年以上前に取り組みは終わっており、私は「シックハウス問題」を口にすることすら恥ずかしく、日本の建築の一端に携わる者として、更なる努力が必要と考えさせられました。