柔道を支えていた地域静岡県

 「伝統柔道畳」とは2008年1月に見つかった資料の中に、柔道の祖 嘉納治五郎師範が柔道創設時代に研究を行い自然素材だけを使った柔道畳をいいます。その柔道畳に使っていた畳表(ござ)はカヤツリグサ七島イという、丈夫で縦目は滑り、横目は動きを止めるといった特徴から柔道創設時代に技の進化や精神論が発展して行く段階で重要な鍵を握っていた畳です。この柔道の畳表を作っていた3代産地であった静岡県は今、使われなくなった伝統柔道畳により地元でも知る人はほとんどいなくなるつつあります。
この度、伝統柔道畳復元に当たって調査で訪れました。今、無くなっていく柔道創設時代より続いていた伝統です。


畳表を作っていた三代産地の一つだった静岡県


浜名湖周辺
細江地域 畳表の神社


静岡県賀茂郡松崎町(伊豆半島)
神々がいずる土地。伊那下神社の名水(「神明水」)によって広がった畳表(柔道畳)



畳表にまつわる地域は神々に通じるいわれが多いのが特徴です。


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