2、    本来ダニは怖いものではない!薬品の使いすぎが怖い!(アレルギー環境整備)

地球が誕生し人間が存在する前、遅くとも今から3億5千万年くらい前から存在していたダニは、古い化石に見る事ができます。ダニの多数は土の表面や土中に住んでいて、これらは、地上の有機物の分解に無くては成らない存在です。

また、住居内においては大掃除や掃除のする回数減少し、人間・ペットなどのフケや食べかす、カビ、ほこりなどを掃除する存在であったダニが(人を刺すダニはダニ全体のごく一部に過ぎない)、建築基準法改正後からも換気システムのある建物が少しずつ出ています。従来の換気のできない高断熱・高気密住宅では、住まい方の状態もあり室内の水蒸気増大・結露増加により、ここに2、30年で家内のダニの数が3倍近く著しく増えたのです。

それと、化学殺虫剤の乱用で、殺虫剤の成分に汚染されたダニたちの死骸等をアレルギー患者が呼吸することでの悪化、治りを妨げてしまいます。また、土中においても農薬の乱用で著しく昆虫や微生物などが激減しているとの報告があり、人間が生態系を大きく変えようとしています。その見返りに農薬や薬品で効かないダニが増えていますし、消毒剤の乱用でO157のような大腸菌も話題になっていました。

現在、健康畳植田では、他店の依頼でも、農薬を使わず畳害虫防除・駆除をしていますが通常の畳店が使用する防虫紙や殺虫剤でもダニに効かなくなりつつあることを実感しています。そのことから、シックハウスアレルギー問題で、ただ、「排除」、「無くす」ことだけをするのではなく、ダニやその他の被害を上手に防ぐためにも住まい方や現状、知識をご理解いただきたいのです。

健康畳植田

アレルギー患者への畳選びの注意

  畳(タタミ)の上に、じゅうたんを敷くのは絶対にやめてください。

畳が呼吸できず、カビ、ダニの原因になります。

  アレルギー患者は畳を出来る限り、無農薬防虫、無農薬不織布シート加工、無着色・有機栽培いぐさござ、加熱乾燥済み床(芯)を選んでください。



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