バウビオロギー建築にって建てられた集合住宅に住む奥さんは、住宅を建てる前から関係者と協議を重ね、現在、住む感想と装備について説明できるほどになっていました。100年以上の耐久性ある住宅は大きな財産なので、一切業者任せにはしなく、契約社会により明確な性能表示、断熱、密閉、消費電力、省エネルギー効率、CO 2削減などがすべて数値化され、数値を達成することが施工主側の当然の義務となります。施工主は提示した性能が達成できなければ大問題に発展しますが、達成すれば高く評価されます。日本の建築坪単価とは大きな違いになる。
 日本で流行している暖房装置に床暖房がありますが、現在のエコロジー建築では壁面暖房が主流です。バウビオロギーではあらゆる討論研究がなされ人体への影響を一番に考えます。その結果床暖房よりも暖房効率が良く、医師や職人(専門家)、建築家、各方面の研究者など人体への影響について協議の結果、壁面蓄熱暖房に移行していきました。流行を追う日本では、ここ近年は今だに床暖房が主流と言われています。
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エコロジー職人 植田より。
スイスでは食品に対して国独自の厳しい農薬規制があります。この考えはヨーロッパ全土に広がり、単なる無農薬栽培ではなく、栽培時や生産時のCO2削減などエネルギー問題にも取り組んでいる。ヨーロッパ各国が競って、衣・食・住のエコロジーに取り組んでおり、食品だけが安全、建築だけが安全と考えるのではなく、トータルの安全性やエネルギー問題に対して市民は認識、選択している。日本の死亡病名1はガンやアレルギー疾患増加し続けているのは考えるところは多い。