シックハウス症候群
住宅内にある建材や家具などに含まれる化学物質によって引き起こされるとする頭痛やめまい、吐き気などの症状。化学物質過敏症と似ている症状も少なくない。住宅内には殺虫剤、せっけん・洗剤などのほかに過敏症の要因となる化学物質も多い。
新築の家、マンションに入居していから、その夢見る住宅より突然、頭痛や吐き気、イライラ、脱力感に襲われることがあります。
建築・リフォームに使用される新建材・接着剤・防蟻剤・塗料・防虫剤などから揮発される化学物質によって室内空気汚染によるものです。製品による大量生産・価格低迷や安値だけを求める消費者の問題もあります。住宅内で散布される厚生労働省家庭内事故歴代平成10年から15年NO,1の殺虫剤や薫煙剤などでも消費者自らシックハウスや成分による環境ホルモンの疑いなど招いていることはいが、いにも知られていません。
2003年7月1日より建築基準法 改正に伴い新築や建築確認を必要とする住宅にてホルムアルデヒドを規制対象・クロロピリホス使用禁止となり建材ホルムアルデヒド含有率を★★★★(スター4)で記名することになりました。また、換気装置を設置する義務もあり現在のシックハウスについては、若干改善が進むものと考えられています。
化学物質は約10万種もあり、建徳にてホルムアルデヒド・クロロピリホスを規制しても他の化学物質を使用した製品はなくなりません。また、食品にも添加物・農薬・化学調味料・保存料など日々化学物質を体内へ取り込んでいますが、世界人口増加・異常気象など様々な問題において、化学物質全てに単純に悪者扱いはできないことがあります。
住宅においては、化学物質をできる限り使用せず循環型社会・省エネルギーに適応かつ有効な製品や建材が重要であり、その点では日本で培った伝統素材が有効なのは永い歴史からも明白です。
シックハウス原因物質5種類
室内濃度も表示
国土交通省は、住宅性能表示制度に基づき表示する項目に、シックハウス症候群の原因物質と指摘されるホルムアルデヒドなど五種類の化学物質の室内濃度も追加できるようにする方針を決めた。住宅建材などに含まれる化学物質が健康被害を引き起こすシックハウス症候群への関心が高まる中、より詳しい表示を可能にして住宅を購入する際の参考にしてもらうのが狙い。インターネットなどを通じて国民の意見を聞いて夏ごろに実施する。
住宅の購入予定者や生産・販売業者など依頼者が希望すれば、第三者機関が従来の性能表示評価に加えて室内のホルムアルデヒド濃度を測定できるようにする。方法や日時、湿度、日照、換気状態なども合わせて表示。住宅購入予定者らはトルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレンの濃度表示も申請でき、費用は依頼者の負担となる。
住宅性能表示制度は、住宅品質確保促進法に基づき昨年十月にスタート。空気環境の項目では@内装材などのホルムアルデヒドの放散量A二時間で住宅の空気がほぼ入れ替わるよう計画的な換気対策が取られているかB便所や浴室、台所にどのような換気設備が設けられているかの三点を表示項目としている。
シックハウスは世界先進諸国とくにヨーロッパで約20年以上前から取り組み、学者・建築家・職人(技術者)・建築関係者より議論を重ねる結果、安全性を確保した素材・建材を使用することが20年前より最低限度使用条件とされています。現在の建築問題はエネルギー・リサイクル対策が主流となっております。従って、環境に負荷を与えない自然素材、伝統素材を優先して使用されており、建築関係者のみならず一般消費者も意識が高くなっています。 また、職人の知識・意識・情報力も富んでおり、住宅を建てる際には建築士だけに頼ることなく、住宅を建てる技術者の各職人と共に思案していくことは、最先端のエコロジー建築としてはあたりまえとして予算に合わせた最善策、提案提示をしていくのは参加する職人の義務となります。お施主の意向を直接、建築に反映させる者として職人は、重要、且つ、責任があり、職人も選び抜かれています。
現在の日本建築、特にエコロジ―建築では、職人の技術、実力を反映させる体制はほとんどありませんが、先進諸国、ヨーロッパのエコロジー建築より日本建築は一部を除き約20年以上の遅れとされる条件の一つです。世界トップクラスのエコロジー建築 バウビデオロギー協会 会長 コスボ氏は、「優れた住宅を考えるならば、職人(技術者)が理解し、設計時にも参加しないと※優れた住宅を建てることはできない」と話しております。また、健康建材を多量に使用するだけの住宅は、まったく意味のなさないことと伝えおりますし、現在のヨーロッパのエコロジー建築としては常識、最低条件レベルとなっています。
ヨーロッパなどのエコロジー建築ではシックハウスという問題は死語になっていますし、優れた建築は伝統を重んじた最先端の職人達が集まり、知恵を出し、技術を持って建てられます。
※職人が、設計時の参加する場合、確かな知識、情報を持っていなければなりません。
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