2005年 |
(オーガニック匠たたみは農薬を散布しない栽培方法のお米作りから始めています。) |
3月 |
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この自然農法の場合肥料は無農薬で栽培した稲藁を畑に戻しますが、半分の藁を使って畳作りをします。 |
除草剤をまかない田んぼでは
小さな草花が春の到来より咲いています。また、微生物も活発に動き出し、御米作りでも一番の働き者です。4日 |
何気に道路端でも、何やら生えています。 |
それはつくしです。☆ |
4月
種植え |
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種まきトレー。ここに土と種を撒いてから田んぼで発芽させます。トレーに敷く紙も未漂白紙、新聞紙は使いません。 |
今回、トレー700枚分を作ります。農家さんのリーダを中心に一般市民、建築家や市会議員、医療関係者、保母、学校の先生など多くが参加しています。それだけ沢山の厳しい目が光ります。 |
一つ一つ手渡しで田んぼに並べます。男も、女も、老いも若きもみんな平等です。写真中央は植田です。 |
すべてのトレーにネットを張っり夕方遅くまで皆で作業します。24日 |
6月
田植え
3週間 |
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田植え作業の日、地元の高校生も参加して農具のトンボを使って均します。農薬を散布しない田んぼが増えれば何トンの農薬を散布しないことからも川や空気中、土中など環境に配慮されます。しかも、微生物や昆虫の生態系へも計り知れない影響があります。 |
今年は手植えも行うが、私達の農薬を使用しない田んぼが増えてきたので、一畳用の田植え機も導入しました。 |
地元の高校生も参加しますが貴重な労働力です。種植えされたトレーを田んぼから運びます。今年の苗は伸びが遅く昨年より1週間遅れました。
4日5日 |
田んぼのあぜ道の草をカットする除草です。以前、ある無農薬栽培の農家さんのところへ行って、あぜ道に除草剤を撒いていたところを見たことがありました。当然、ここでは除草剤を撒きません。 |
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入梅宣言されたこの日も田植えです。 |
幻の古代品種といわれる酒米として育てられる「亀の尾」を植えました。 |
夕立が降った後には綺麗な虹が出ました。11日 |
虹は見事な半円をしています。これも、自然からの贈り物です。 |
8月 |
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今年は台風の直撃がない為に、期待が出来そうです。 |
日光を浴びて、虫にも負けません。 |
除草剤を撒かないために草取りがいがあります。 |
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10月 |
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収穫・稲刈り・ハザ掛け作業
この作業は1ヶ月掛かります。 |
脱穀した稲藁を畳専用と堆肥用に選別をしています。最高の藁だけを一束ずつ選り分けています。重要なことですが自分達で育ているからこそ実現します。 |
今年の亀の尾を手にして。
けっこう、スズメが食べてくれています。ここは、お米・餅・酒・畳など宝の山です。 |
わ〜。大きいカエルみーつけた。
カーソールを合わせると?
大自然そのものです。 |
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幻の酒「亀の尾」の稲藁はソフトで丈が長いのが特徴です。人と比べてもその大きさがわかります。農薬を一切散布せずによく育ちました。 |
こちらは古代米の黒米 |
お日さまの下の最高!くつろぎ寝具。本当に香り豊かで優しい稲藁です。ちょっと一休みが、そっと眠てしまいます。手にした人だけが実感できます。 |
脱穀したてのお米。
実に美味しそうです。 |
11月 |
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10月から11月まで5週連続週末に雨が降っており、藁を雨に濡らさぬように注意をしています。晴れれば素晴らしい風が流れます。 |
藁を一つ一つ束ねて移動の準備しています。1日150個丸めて15畳分です。ここでも畳に適しているすべての藁をチャック、仕分けして最終1000個以上丸めます。 |
収穫され、脱穀した後の藁も常に生き続けています。藁は土に放置すれば数ヶ月で土に還りますが、これを職人自ら畳というものに変えると四半世紀から半世紀に渡って、家族に優しいクッションある床材になります。 |
ここでは蝶やバッタにカエル、トンボ、コオロギなど様々な生き物が暮らせる環境が残っています。田んぼの用水路には鮎やどじょう、メダカが上がっています。地方でもこのような環境は少なくなっています。 |
12月 |
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収穫・精米されたお米です。ここの稲藁で作る畳は明らかに市販される畳とは違います。安全性の高い食品レベルのお米同様に、その稲藁も食品レベルの安全があるのです。杉・ヒノキ・コルク床材と違う最大の理由であって、世界に類の無い床座なのです。 |
藁を倉庫へ運ぶトラックに積み込む作業です。倉庫に運ぶ直前まで藁のチェック、仕分けをしています。この作業までに4段階のチェックを終えた最高の稲藁だけを倉庫に運びます。その為に例年の70%の回収量になりました。 |
すべての稲藁をオーガニック匠たたみ専用の倉庫に運びました。ここでは通常のたたみを一切作っていない為、藁の混在、暴露することがありません。片手間に無農薬の畳を作るのではなく、現在はオーガニック匠たたみの畳床(芯材)を作る専用の工房、専用倉庫としてのみ稼動しています。 |
収穫祭 |
現在、厳選した稲藁を専用の倉庫へ運ぶ作業も無事終了しました。今年の藁の発育は全般的に良く、芯が確りしています。
今年は脱穀時期の雨が多く畳に使用する藁としては良くない状況が続いていますが、雨に濡れてしまった稲藁や実の入っていない稲藁、丈の短い稲藁・カビが発生している稲藁など様々な点で不適と判断された稲藁は日本一厳しく選別されています。
今年は更に素材のチェックを厳しくした為に、回収する藁が減りました。そのことでたたみの販売量が少なくなりましたが、より良い畳は作る上ではお客様に喜んでいただける畳が出来ると思っております。従って、材料が無くなり次第販売終了とさせていただきますので、予めご了承下さい。 |
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