バレンベルグ 1400年日本伝統はじめての畳シンポジウム
世界トップクラスのエコロジー建築バウビオロギー 完全有機・減農薬無畳・野菜 (無農薬畳材料を求めて)
シュタイナーハウス 日本で一番減農薬イグサゴザ専属契約栽培
環境都市 ドイツ フライブルグ (九州東海大学と共同研究イグサ栽培)
世界高水準のスイス 減農薬 琉球畳表 七島イ栽培農家
アメリカシアトル シュタイナースクール伝統文化授業 国産減農薬・農薬不使用(無農薬)イグサござ
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スイス 古民家 エコ住宅
スイスはアルプスの山岳に農家があるのは、誰でもイメージしやすいもの。ですが、古典的なスイスの農家住宅は存在しません。様々の異文化が交差する中心に位置するスイスは、言葉、生活様式による多様であり、建築においても合理的、且つ、豊かさを持っています。一般住宅にても美しい景観と合理的に作られている。これは、環境面についても妥協しなと思われるほど良く機能しています。
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バレンベルグ 野外博物館は、スイス中央に位置しアルプスの裾野が美しい場所。この会場すべてを見るには約2日ほど掛かり広大な敷地に13ユニットにわかれ様々な住宅が展示されている。野鳥、動物、薬草ハーブガーデン、植物ガーデン、炭焼きに囲まれています。また、伝統保護により選ばれ技術を持った各職人が黙々と腕を披露しています。 |
左写真は一見かまどだが、住宅中央に設置し熱を利用により家全体の熱循環システムになっています。住宅の決して機密性はよくないが、壁面を暖める輻射熱によって居住者への「暖かさ」は予想以上です。気密性が高ければ暖かくなると思いがちだが、この伝統的なシステムによると必ずしも機密性が「暖かさ」に直結しないことが体感できます。 | |
現在の日本一般住宅において機密性がよく換気出来ない室内では、湿気を増大しダニ・カビ増殖による健康被害、化学的な防カビ剤・防ダニ剤使用によるシックハウス、アレルギーの要因につながっています。 |
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資料室 Uはこちら。 |
エコロジー職人 植田のコメント | 昔ながらのエコ建築 |
ある省庁の住宅調査団 主任(日本代表)としてスイス・ドイツに行く事になり、ここに一部を紹介します。
2004年6月アルプスのふもとにあるバンデンベルグに現地バウビオロギー建築専門家のガイドと調査に出向きました。
日本にある野外博物館と同じような部分もあるが、日本と決定的に違う合理性や断熱性能、暖房効率など多く見られます。通常、建築関係者が単独でこの地を訪れても、見た目だけではほとんど理解しにくいことばかりです。スイスと日本は気候が違うといわれていたが職人からの意見とすればその違いはほとんどありません。
ヨーロッパは雨が少ないと日本で聞かされてきたが、ここは年間半分以上が雨が振っています。日本では降水量多く湿気があるので日本の住宅は耐久年数が少ないと言われているが、実際、アルプス山脈があるために降水量はとても多い。バンデンベルグでは約三百年や約七百年経つ様々な住宅が展示・管理され、一般市街地でも木造6階建て住宅年数約三百年程経ち、尚且つ、その役目を現役として利用されている。また、この国ではこのような住宅は決して珍しくありません。スイスの一般住宅の耐久年数は平均100年以上あるが、日本より物価の高いスイスでも住宅購入、維持費の経費の様々な状況を踏まえても性能・機能から見ると確実に安く、明確。最初の住宅購入価格は若干高くても、日本の場合は耐久年数と廃棄、維持費、光熱費、CO2問題、その他を考慮しても住宅関係者として考えさせられます。安かろう悪かろうは決して安くはなく健康被害やローンなどの金銭的にも一生をも左右されることから、住宅を購入を考えている人は慎重に施工会社を選択することが必要でしょう。
スイスの夏は、近年の温暖化の影響や異常気象の影響で40℃近い気温になることもあります。ここに来ると職人でしか理解し得ないことも沢山あります。
日本の建築関係者の多くは、高気密にすると断熱できると勘違いしがちだが、ここの建物は隙間風があり(隙間だらけである。)住宅の中心にある熱集中の暖炉とその断熱効果より冬暖かく夏涼しいことが実感できます。この時代の暖房光熱費コスト面もバケツ1〜2杯のマキで十分1日暖かく、炊事や靴や衣類の乾燥機にも利用する事から驚くほど効率的。話を聞くと冬は寒いので外にマキを取りに行くのがいやなそうだ。(笑)
日本と決定的に違うのは、古くても良いものはハイテク時代において進んで利用しているし、伝統を次世代に残そうと考える国民と政府、業界関係者の取り組み方は、見習うところが非常に多い。また、伝統産業においても環境面を伝統と切り離すことなく経済優先よりなおざりにすることはありません。職人達の環境・伝統・育成などの教育システムも充実しており、その教育の上に成り立った技術は一般社会として認めら支持されています。
ここに来させていただき日本の職人伝統技術や伝統素材においても決して世界に引けを取るどころか今だマネのできないものですが、これらが無くなりつつあることが関係者としても努力していかなければならないと同時に更なる発展と協力体制が必要と実感しました。
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