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スイスのズークにあるシュタイナーハウスより日本文化授業と本当のシュタイナー建築 |
ズークシュタイナースクールの先生は畳の部屋を持っている。その芸術性と自然素材、文化的意味を知り、現地の日本人の奥さんより帰国の際に譲り受けたのだ。今回、日本を代表する畳・大工マイスター達がスイスに来ることを聞きつけ、同時に環境への付加を与えない農薬を使用しない畳と知って是非、私たちへと依頼された。実はここのシュタイナーの先生の家に畳の部屋があり、その畳の張替えをたっての願い出で依頼されたのである。
シュタイナースクールの生徒さん達は講話と実演を目にするに従って、皆さんの歓声の声が上がり、大盛り上がりに盛り上がった。2002年のアメリカシアトルのウォードルフシュタイナー学校でも授業を行ったが、シュタイナーの先生や生徒さんを含めTATAMIの芸術性と今回のエコロジー素材である実際に私達の作る農薬を使用しない畳だけはルドルフ・シュタイナーの教えに深く共感することを更に実感した。この地でも感謝・認識されたことは私達だけではなく日本のシュタイナー関係者にも良い結果を得られたことと思います。先生は同時に日本でのシュタイナー教育でも自国文化である畳や伝統職を知ることも重要と話されていました。その話を聞いた私達としても逆に驚かされ、また、共感することが多かったことから、日本で本当の意味のシュタイナー建築を実現していきたいと強く思います。建築設計や家の形でシュタイナー建築というのではなく、本当の意味でのシュタイナー建築では職人など家を建てる各建築エキスパートが共感し合えなければ実現しないのである。 |
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全生徒100名あまりが、各クラス毎に分かれて見学しました。中央左の人は校長先生。 |
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伝統文化授業
(アメリカシアトルに続き植田が講話) |
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日本文化と伝統技術を紹介 |
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今回の授業には2時間と聞かされていたが、わざわざ全生徒さんの午後の時間を割いてくれた。学校上げて迎えてくれたのだ。 |
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工具は厳しく整頓され、高い技術力と想像性豊かな授業が行われる。 |
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私達の手仕事と環境に配慮した考えとナチュラル素材により、とにかく感動された。 |
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植田の講話とマイスターによるハンドワークを披露が終わり、入口で遊んでいた生徒さん達と先生で記念撮影。 |
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周りに生徒さんが大注目なか、先生もチャレンジ! |
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先生は私たちにギリシャ語の授業を見せてくれた。 |
裏話をすると、この授業が終わり他の先生方から、この芸術性の畳を使いたいと先生方同士なにやら話し合っていた。依頼した先生は他の先生に説明するのに困っていたようだが日本でも入手し難いクオリティーの高い素材と人材を用意していったので無理も無い。日本では有りえないが、シュタイナーでは物作りの課程とその考え方、職人への敬意とその芸術性を知ることは生徒さんにとっても重要と考えている。面白いことに授業を依頼されたのは海外ばかりなのだ。本物を理解・認識・敬意を払っていただけるところへは世界中に出向きたいと思っているし、要請も受けている。 |