アレルギーとお部屋の状況を知る一歩 社会的背景

一般的にアレルギーやダニの質問をするとその回答で、まず、「アレルギーの人はいません」が花粉症はいます。「ダニ、そんなのいません」と必ずというように返ってきます。花粉症はアレルギー性の病気のアレルギー性鼻炎といいます。花粉症の方はアレルギー体質ですので、他のアレルギー(アトピー性皮膚炎、気管支喘息、一年中の鼻炎、結膜炎、食物、ラッテクスアレルギー、その他)に以降したり、アレルギーマーチを起こしたりします。また、ダニはどこの家庭でもいますが、ほとんどのダニは、顕微鏡でしか見えないほど小さいのです。アレルギーの要因となるヒョウヒダニは目では見ることができません。

人は環境化学物質の83%を肺(空気)から取り込み、食品は7%、飲料は8%に過ぎません。

こうしたことからも住宅ではライフスタイルや個人アレルゲンの違いや住宅構造の違いなど、目に見えない住宅環境を知らべることも重要です。

 日本国内ではアレルギー疾患の増加に伴い西暦2000年代にもアレルギー改善製品・アレルゲン減少製品や住宅事情もシックハウス対応・アレルギー対応住宅も続々登場しています。世界のトップクラスエコロジー建築でも20年以前から医師・建築家・林業関係者・建築各職人(エキスパート)など、一つのテーブルに着き議論され続けた結果、アレルギーを要因される揮発化学物やダニ・カビなどアレルゲンを減少させることだけではなく、人・環境・エネルギー(製造時・施行時・廃棄時)・リサイクル・伝統などを考え実践されています。また、最低限度人に影響される揮発化学物質を少ないものを基本とされ、人間に近い自然素材を多用することが前提とされています。
 日本の建築・食品業界とヨーロッパの大きな違い・差は、作り手となる職人・生産者がその社会的役割の根本的な違いがあるのが背景にあります。各職人・生産者は日本のような作業者・農産物を育て、出荷する人ではなく、専門家・エキスパートであり環境問題・エネルギー問題・伝統・素材認識など精通されていることは必要条件とされており、医師や建築家同様以上に社会への影響力があることからも、問題発生すれば医師・建築家・林業関係者・建築各職人(エキスパート)など、一つのテーブルに着き議論され実践されます。
 ヨーロッパでは、各職・生産者は7歳には方向性を決定し、大学や大学院のような専門家としての社会的充実度は日本の比較にはならないのが現状です。

 日本の場合はアレルギーを要因とされる室内揮発物質のホルムアルデヒド・クロロピリフォスといった数千といわれる建材からの揮発化学物質の一部を規制し、それらの多くの室内揮発化学物質は24時間換気による排出ということになりました。その結果、建材からはホルムアルデヒドの使用は少なくなりましたが他の化学物質に変更され、高気密での24時間換気より室外からの湿気が住宅内へ取り込まれ、ダニ・カビ増加する住宅も増えてくるなど思うような結果は出ていないのが現状です。

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